健康すまいる
更新日: 2025年 12月 01日
健康すまいる ~保健師・管理栄養士からの健康情報~
12月1日は「世界エイズデー」
令和7年度キャンペーンテーマ「U=U 検出されない=性感染しない」
これまでHIVとエイズに対して様々な取組がなされてきました。
治療法の進歩によりHIV陽性者の予後が改善された結果、HIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。また、近年では、HIV治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に最低6ヶ月以上継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することがないことも確認されています。このことは、Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(HIV感染しない)、略して「U=U」と呼ばれています。
治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わり、HIV感染の予防にも、その進歩に支えられた様々な選択肢が用意されるようになりました。しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く要因の一つになっているとも言われています。
そこで、今年度の「世界エイズデー」キャンペーンテーマは、この「U=U」という言葉をより一層浸透させることで、もう一度HIVとエイズのことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。ひとりでも多くの人がHIVとエイズのことを自分の事として捉え、HIVとエイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につける契機とし、最新の知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていきたいと考えています。
(公益財団法人エイズ予防財団 ホームページ
より引用)
2か月に1回情報をお伝えします。次回は2月の予定です。
※健康すまいるは、広報おおつきにも隔月で掲載されています。
お問い合わせ先
市民生活部 子育て健康課 健康増進担当
〒401-8601 山梨県大月市大月二丁目6番20号
ダイヤルイン:0554-23-8038
FAX:0554-22-6422