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大月市の不法投棄の現状について
更新日: 年 月 日
大月市は山林が多く、山間部に集落が形成されやすいことから、国道や県道の他に市道や林道、農道など集落を結ぶ生活道路が数多く存在しています。しかしながら十数年前からそのような道路、主に山間部を通る林道・農道にごみを不法投棄する人が増え、最近では国道や県道といった車の往来が多い場所でも不法投棄されている状況があり、今現在も後を絶ちません。
過去に不法投棄された場所の一例
不法投棄されたごみの中身を調べてみると、東京都指定のごみ袋に入ったものや大月都留広域事務組合の袋に入ったごみがそのまま袋ごと捨てられる状況が見られます。このようなことから不法投棄は市外・県外から持ち込まれて捨てられたものだけではなく、大月市民もごみを不法投棄している状況が判明しました。
大月都留広域事務組合指定のごみ袋
東京都23区内指定のごみ袋
また平成23年7月の地上デジタル放送開始に伴うテレビの買い換えによって、最近不用となったアナログテレビが大量に不法投棄されています。
場所 梁川町富士東部林道
場所 笹子町笹子峠
テレビ | エアコン | 冷蔵庫・冷凍庫 | 洗濯機 | 衣類乾燥機 | |
平成20年度 | 30 | 0 | 13 | 12 | 0 |
平成21年度 | 29 | 3 | 12 | 1 | 0 |
平成22年度 | 36 | 2 | 5 | 8 | 0 |
平成23年度 | 41 | 0 | 5 | 4 | 2 |
※衣類乾燥機は平成21年4月1日から家電リサイクル品目に追加されました。
不法投棄の撤去については、個人の土地であれば本来は土地所有者や土地の管理者の管理責任となるため個人で撤去していただくのが原則です。しかしながら不法投棄の多くが土地の所有者の土地の管理が行き届かず、今まで放置していた状況もあり、手に負えなくなってから行政に相談に来ることが多いのが現状です。今でも自治会等の要請により行政が撤去の支援を行う場合がありますが、不法投棄のごみの中から捨てた犯人が見つかるケースはごくまれです。そうなると撤去・処理費用は皆さんの税金から負担することになります。そのような現状になっていることを皆さんに知っていただきたいと思います。
そこで、このような状況でこれから必要になってくることは、「捨てられたら撤去する」という受け身的な発想から、「事前に捨てさせないように見張る」という発想の転換が必要だと考えます。それには土地の所有者だけではなく、地域全員の目で不法投棄されないように監視することが不法投棄を防止していく上で必要です。地域の皆さんの目が自然豊かな大月市を守っていくということを意識していくことがこれからの大月市の自然環境を守っていく上で大切なことであると考えます。
不用品・廃品を「無料回収」すると宣伝する業者にご注意ください
最近、軽トラックで不用品・廃品を無料回収する業者が市内を巡回しています。そのような業者に回収を依頼したら、車に積んだ後に思いがけない高額な料金を請求されたというトラブルが全国で発生しています。
法律で定める許可を得ずに、軽トラックなどで市内を巡回し、廃棄物の処理を請け負うことは法律で禁止されています。違法な回収業者への依頼は、トラブルや不法投棄に繋がる恐れもありますので、適正なルートによる処理をお願いします。
お問い合わせ先
市民生活部 市民課 生活環境担当
〒401-8601 山梨県大月市大月二丁目6番20号
ダイヤルイン:0554-23-8023
FAX:0554-23-1216